ちょっと前の話ですが、会社でパソコンのディスプレイを眺めていると、突然目に激痛が走りました。
『この痛みはただごとではない』
そう思った私は、すぐさま上司に早退の許可を貰い、急いで眼科に向かいました。
『目が見えなくかったら、どうしよう』眼科の待合室で、びくびくしていた私。
そしていよいよ私の診察、お向かいに座った先生は、しばらくの間私の目を診察して。
「さかまつげですね」とてもやさしい声で、私に病名を教えてくれました。
『え、そうなの』
この激痛が、さかまつげ、狐につままれたような私。
そんな私のさかまつげを看護師さんが、ちくちく抜くと。
あら不思議。
今までの痛みが嘘のよう、本当にさかまつげが原因だったのです。
たいしたことなかったという安堵感よりも、恥ずかしい気持ちいっぱいで、
私が眼科を去ったのは言うまでもありません。
さて、そんな私には小学校から付き合っている友人がいて、その友人はなんと、眼科医をしています。
そんな彼が、以前、一緒に飲みに行ったときに、こう言っていました。
「時々、病院で宿直があるけど、目の急患って多いよ。どうしてかって。人って、
お腹が痛いのは結構我慢するけれど、目がちょっと痛いとすぐ病院に来るんだよね」
本当、その通りでした。